高知県四万十市 4日連続で40度以上

最近の大気の流れの特徴(2013年8月8日~8月11日平均) 出典:気象庁

最近の大気の流れの特徴(2013年8月8日~8月11日平均) 出典:気象庁

高知県四万十市の江川崎アメダスでは、今日も午後1時8分に最高気温40度を記録し、4日連続40度以上ととてつもない暑さとなりました。
江川崎では昨年までは2004年7月30日に記録した39.8度が歴代最高で、次いで1994年の38.8度でした。今年の猛暑はランキングを大きく塗り替え、歴代最高気温の上位6位中5つが今年記録となっています。いかに今年が高いのかが分かります。
最高気温41度は近いうちに他の地点に抜かれそうですが、「4日連続40度以上」は、しばらく更新されることはなさそうです。

■ 江川崎の最高気温 観測史上1位~10位

2013/8/12 41.0度
2013/8/10 40.7度
2013/8/11 40.4度
2013/8/13 40.0度
2004/7/30 39.8度
2013/8/9 39.3度
1994/7/16 38.8度
1995/8/17 38.3度
1994/7/13 38.3度
2006/8/9 38.2度

この暑さに関して、気象庁から情報が出されました。

最近の日本の高温について(気象庁)

大気の流れの特徴(広い範囲の高温の要因)は、

・最近の日本付近では、下層の高気圧(太平洋高気圧)と上層の高気圧(チベット高気圧)がともに強まった。このため、日本の広い範囲では、高気圧に覆われて晴れたことや、高気圧に伴う下降流の効果などによって、気温が上昇したとみられる。

・太平洋高気圧は7月以降、中国南部から本州の南海上で勢力の強い状態が続いている。この一因としては、東南アジアの平年より活発な積雲対流活動域で上昇した気流が中国南部から本州の南海上で下降したことが考えられる。

・例年、盛夏期になると本州上空に張り出すチベット高気圧は、8月上旬後半以降、日本付近で偏西風が北に蛇行したことに対応して勢力が強まった。この一因としては、ユーラシア大陸上の亜熱帯ジェット気流に沿って西から蛇行が伝わったことが考えられる。

※専門的には、PJパターンと(熱帯の積雲対流活動と日本の下降流)シルクロードパターン(ジェット気流の西からの伝播)によって高温がもたらされてたようです。

■ 13日の最高気温
高知県 江川崎 40.0度
大阪府 豊中 39.1度
和歌山県 かつらぎ 38.9度
山口県 山口 38.4(観測史上1位の値を更新)
奈良県 風屋 38.2度
奈良県 上北山 38.2度
広島県 府中 38.0度
京都府 京都 38.0度