日々の天気」カテゴリーアーカイブ

山形県で記録的な大雨 早朝は静岡でも

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18日は上空を寒気を伴った低気圧が通過したため、東北地方では激しい雨が降りました。特に山形県では記録的な大雨になり、大井沢では24時間降水量が249ミリと、観測史上1位の値を更新しました。またこれは大井沢の7月の平年の降水量(251.1ミリ)に匹敵します。1日で平年の梅雨時期1か月分の雨が降ったことになります。大井沢のほか、肘折など山形県内の複数の地点で7月の24時間降水量の記録を更新しました。

一方、18日朝には流れ込んだ寒気の南縁にあたる静岡県でも激しい雨が降りました。静岡県河津町付近では約110ミリの雨が降った模様で記録的短時間大雨が出されました。静岡県稲取のアメダスで1時間に78ミリの雨を観測されています。

各地の日降水量と1時間降水量は、

24時間降水量の日最大値
山形県 大井沢 249.0mm (観測史上1位の値を更新)
山形県 差首鍋 197.5mm (7月の1位の値を更新)
静岡県 土肥 175.0mm
新潟県 高根 174.5mm
山形県 左沢 161.5mm(7月の1位の値を更新)
山形県 荒沢 150.0mm

1時間降水量
静岡県 稲取 78.0mm (7月の1位の値を更新)
山形県 鶴岡 64.5mm (観測史上1位の値を更新)
静岡県 土肥 60.5mm

島根県伯太で1時間に100.5ミリの猛烈な雨

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午前10時30分の気象レーダー 活発な雨雲が山陰地方にかかっている

15日、西日本では山陰地方を中心に猛烈な雨が降りました。島根県伯太では午前11時頃に1時間に100ミリを超える猛烈な雨を観測したほか、島根県と鳥取県では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降りました。

午前10時30分の気象レーダーを見ると、非常に発達した雨雲(紫色)が島根県と鳥取県の県境付近にかかっている様子が分かります。 また、気象衛星を見ると、日本海から山陰地方に伸びる雲の帯が見れらます。

 

 

各地の1時間降水量は,

島根県 伯太 100.5mm (11:19)
島根県 鹿島 89.0mm (11:00)
鳥取県 江尾 84.0mm (10:50)
岡山県 上長田 71.5mm (10:00)
島根県 松江 67.5mm (11:00)
鳥取県 大山 65.5mm (09:50)
鳥取県 米子 64.5mm (10:00)

西日本で局地的に激しい雨

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15時の天気図。前線の南に雨雲が発達しています。

梅雨前線に伴う活発な積乱雲が西日本を通過しました。
九州北部では1時間に80ミリ近い非常に激しい雨が降り、各地で道路の冠水や小さい河川の氾濫。福岡県の八幡と大分県の湯布院では、これまでの1時間降水量の記録を更新しました。

 

 

 

 

 

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(1時間降水量)
福岡県 黒木 79.5mm
福岡県 八幡 73.0mm (観測史上1位の値を更新)
佐賀県 鳥栖 67.5mm
大分県 湯布院 67.0mm (観測史上1位の値を更新)
熊本県 高森 62.5mm
熊本県 阿蘇山 61.5mm
山口県 下関 60.0mm
福岡県 宗像 58.0mm
大分県 大分 57.0mm
福岡県 柳川 57.0mm

気象レーダーの画像を見ると、赤色~紫色の発達した積乱雲が九州北部から南部にかけて南下する様子が分かります。

 

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14時の気象衛星(赤外画像)

梅雨前線の影響で大雨

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19日、梅雨前線の影響で、石川県七尾では24時間降水量が219ミリに達し、七尾での観測史上最大の値を更新した。
このほか、島根県、山口県の一部の観測点で24時間降水量のこれまでの記録を更新した。

(24時間降水量の記録を更新した地点:1980年以前から観測がある地点のみ)
石川県 七尾 219.0mm 1976年以降
島根県 福光 195.0mm 1978年以降
山口県 須佐 251.5mm 1976年以降

20日午前1時までの24時間降水量は、山口県須佐で260ミリに達した。

(24時間降水量)
山口県 須佐 260.0mm(観測史上1位の値を更新)
広島県 八幡 236.5mm(6月の1位の値を更新)
島根県 弥栄 220.0mm(6月の1位の値を更新)
石川県 七尾 208.5
島根県 高津 204.5(観測史上1位の値を更新)
島根県 三隅 200.0

沖縄で梅雨明け 平年より9日早く

13061412気象庁は14日午前11時、沖縄地方は梅雨明けしたとみられると発表しました。
沖縄地方の梅雨明けは平年より9日、昨年と比べても9日早くなっています。

沖縄地方の梅雨の総雨量は那覇市で514.5mmと、平年の同じ期間の雨量の約1.7倍となり、沖縄本島では今年は雨の多い梅雨となりました。

 

 

 

平成25年の梅雨明け

地方 平成25年 平年差 昨年差 平年 昨年
沖縄
6月14日ごろ
9日早い
9日早い
6月23日ごろ
6月23日ごろ

衛星で見る低気圧の渦

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午前3時の水蒸気画像

台風から変わった(熱帯低気圧から変わった)温帯低気圧の渦。
赤外画像では不明瞭ですが、対流圏中・上層の水蒸気が見える水蒸気画像ではきれいな渦が見えました。

 

大阪府豊中で37.9度!

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13日は近畿地方を中心に6月としては記録的な暑さとなりました。朝から青空の広がった大阪府豊中市では、最高気温が37.9度まで上がり、6月の最高気温の記録を更新しました。6月としての観測史上1位の気温を更新したのは全国で55地点に上りました。このほか、京都府京田辺市や岡山県の岡山市でも37度を超えるなど、全国33地点で35度を超える猛暑日となりました。

一方、台風から変わった低気圧の雨雲がかかった関東地方では、一日、曇りや雨の天気。日中も気温がほとんど上がりませんでした。

最高気温が30度を超える真夏日となった地点も、全国で337地点に上りました。

最高気温
大阪府 豊中 37.9度 (6月の1位の値を更新)
京都府 京田辺 37.5度 (6月の1位の値を更新)
岡山県 岡山 37.0度 (6月の1位の値を更新)

岡山県 高梁 36.7度 (6月の1位の値を更新)
岡山県 和気 36.5度 (6月の1位の値を更新)
香川県 高松 36.5度 (6月の1位の値を更新)
奈良県 奈良 36.5度 (6月の1位の値を更新)
岐阜県 岐阜 36.5度 (6月の1位の値を更新)
兵庫県 福崎 36.4度 (6月の1位の値を更新)
新潟県 中条 36.3度 (6月の1位の値を更新)
兵庫県 神戸 36.3度 (6月の1位の値を更新)

台風3号は熱帯低気圧に

13061303台風3号は13日午前3時、勢力を弱め、熱帯低気圧に変わりました。

この台風、当初の予想では北上して日本に接近する可能性がありましたが、北のオホーツク海高気圧の勢力が強く、最後は南に押し戻される形となりました。

勢力を弱めはじめた昨日の気象衛星の雲画像を見ると、可視画像では台風の渦が見えますが、赤外画像ではほとんど渦が見えません。
これは発達した雲は台風の周りになく、下層の低い雲だけが台風の中心を取り囲んでいることを示しています。

熱帯低気圧に弱まった後は、梅雨前線帯に当たって寒気と暖気の移流を受け、今日の午後温帯低気圧の構造に変わりました。

西日本と東日本の日本海側で厳しい暑さ

14時の気温

14時の気温

12日は西日本や東日本の日本海側で気温が上がり、新潟県の高田や兵庫県の豊岡では最高気温が35度を超える猛暑日となりました。これは日本の上空に暖かい空気が流れ込んだことに加え、台風の北側を吹く東寄りの風が山を越えて吹き下りるフェーン現象が起こったためです。

曇りや雨の天気となった関東地方を除き、全国311地点で最高気温30度以上の真夏日、高田、高粱、豊岡の3地点で最高気温35度以上の猛暑日となりました。

【12日の最高気温】

新潟県 高田 35.9度
岡山県 高梁 35.6度
兵庫県 豊岡 35.1度
新潟県 中条 34.9度(6月の1位の値を更新)
岡山県 久世 34.8度
岡山県 津山 34.8度
福井県 小浜 34.7度
広島県 庄原 34.6度(6月の1位の値を更新)
岡山県 福渡 34.6度
熊本県 甲佐 34.5度
岡山県 和気 34.5度
山口県 山口 34.5度