知識の箱

主に気象を研究する上で得た知識と、WEBページ作成のために得た知識を記録しています。

データの切り出し:必要要素を指定して切り出す

wgribのコマンドを使用して、変数(高度場、気、風など)、気圧面(500hPa、850hPaなど)を指定して切り出す。

◎wgribとgrepを組み合わせる。

(0)wgrib -s (入力ファイル)でデータのヘッダを確認。

たとえば、、、

1:0:d=90010100:T:100 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
2:21132:d=90010100:U:100 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
3:42264:d=90010100:V:100 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
4:63396:d=90010100:Z:100 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
5:84528:d=90010100:T:500 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
6:105660:d=90010100:U:500 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
7:126792:d=90010100:V:500 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0
8:147924:d=90010100:Z:500 mb:anl:ECMWF stream?:NAve=0


(1)500hPa等圧面のデータを切り出したいとき、

wgrib -s (入力ファイル) | grep “:500 mb:” | wgrib -i (入力ファイル) [  ] -o (出力ファイル)

(2)温度(T)を切り出したいとき、

wgrib -s (入力ファイル) | grep “:T:” | wgrib -i (入力ファイル) [  ] -o (出力ファイル)

(3)500hPaの温度(T)を切り出したいとき、

wgrib -s (入力ファイル) | grep “:T:500 mb:” | wgrib -i (入力ファイル) [  ] -o (出力ファイル)

※[  ]の中で出力ファイルの形式を指定する。指定方法はこちらを参照